本日の映画:妹の体温

「妹の体温」('15・ノルウェー)

シャルロッテ、24歳くらいかなー?なんとなく。
子どもたちにダンスを教えていて、ひとり暮らし。
自分のキャリアアップにご執心の母と、
あまり仲のよくない現在入院中の父がいる。
結婚したての親友の兄と付き合ってるけど、普通に好き。

そんな彼女が気になっていること。
それは異父兄のヘンリックのこと。
彼女の職場に突然現れて暴言吐いて去っていく、
という事は、気になったシャルロット、
すでに彼を探し当てていて、偵察に行ってたに違いない。

父に拒否されたシャルロッテ。
心の慰みが欲しくて向かった先は、ヘンリック宅。
あんなに暴言吐いてたのに、妙に優しい態度。
きれいな奥さんとかわいい息子が見てるからか?
と思ったけど、そうでもない。
飲みに行ったり、ずいぶん楽しそうに過ごしてる。
傍から見ると恋人同士のよう。

…と思ってたら!
なんとふたりは肉体関係を持ってしまうのです!!
こ、恋におちてしまったのです!!!
もちろん秘密の関係。
何を思ったのかヘンリック突然離婚宣言。
オイオイ。決断速すぎない?
奥さんには理由、何て言ったの??

周りは仲の良い兄妹と思っているでしょう。
それもふたりには好都合な話。
家に泊まっても「お兄さん、離婚直後だしね。」だし、
旅行に行っても「今までの空白埋めてるんだねー」って言えるし。
盛り上がってるのはいいけど、おふたりさん、冷静に考えてみて。
知り合いに路上でチューとかしてるの見られたら即バレるよ。
秘密の関係に酔っていても、そのうち、それじゃ満足できなくなるかもよ。
結婚したくなったら?子供が欲しくなったら?
みんなに私たち愛し合ってるのー!!と叫びたくなったら?

彼氏にも真実を言えず、ダラダラ付き合い続けてるけど、
兄は嫉妬、彼氏は彼女に違和感感じてるよ。
親友も、何か変、って気づいてる。

愛する人が必要で、愛してくれる人が必要で、
その愛する人が現れたのに、その秘密のために嘘をついたりして、
自分から逃げて、そして誰もいなくなる。
結構楽しい仕事があって、親友もいて、優しい彼氏もいる。
でも何だか埋まらない心の空白。
その隙間にすーっと入ってきたヘンリック。
「私の中に来た」彼を、兄としてでなく男として受け止めてしまったのね。

シャルロッテメインなので彼女の心の中は少し覗けたけど、
ヘンリックは?何を思って妹の体温を感じたのかしら。



シャルロッテの着るセーターがいちいち可愛い。

本日の映画:ブーベの恋人

「ブーベの恋人」('63・イタリア=フランス)

見終わったあと、
「あの子、大丈夫かなー、裏切られたりしたら刺しちゃったりしそうだなー」
と思ってましいました。
犯罪系の海外ドラマを見すぎるとこうなります。

1944年、北イタリアのとある田舎町。
そこで家族と暮らすマーラはパルチザンの青年、ブーベと出会います。
死んだ彼女の兄と共に戦ってきたという彼。
その彼のズボンのほころびを繕い、
お礼にとパラシュート用の白い絹布をもらったマーラは、
彼に恋心を抱いていきます。

なかなか届かない手紙にヤキモキ。
やっと届いたその手紙には愛の言葉はひとつもなく。
ようやく会えた彼と実家を訪ねるも、超貧乏…
唖然とするけど、恋心は消えず。
そんな彼女を愛おしく思ったのか、ブーベも恋心。
そしてふたりは婚約。
夢に見た王子さまとの結婚!…と思いきや。
ブーベに殺人容疑が。
指名手配された彼は、マーラを残し国外へ逃亡してしまいます。

「彼は戻ってくる」
と、頑なに信じ、実家にもあまり居づらくなったマーラは、
町で働き始めます。
そこで出会ったステファノは印刷会社にお勤めの好青年。
心惹かれ合うけど…
ブーベとの約束もあるしなかなか関係が進められない。
「今を楽しむのよ!」
と、友だちに助言され、ちょっとその気になりかけた矢先。
ブーベが逮捕されたと知らせが…

パラシュートの絹布を貰ったとき、
「ブラウス作るわ!」とマーラ。
お金ができた、というブーベに、
(すごくかわいい!)ハイヒールと、バッグもおねだり。
物もあまりない時代だし、田舎に住んでいて、質素にくらしていたマーラ。
物に釣られた…訳ではないけど、
自分の欲しい物を与えてくれたブーベが王子さまに見えたでしょうね。
そして、ブーベと再会したとき。
あんなに自信満々で輝いていた彼が、弱音を吐き涙を見せ、
そして「ずっと君の事を思っていたよ」だなんて言う。
ステファノのことも好きだけど、
「ああ、この人、私がいなきゃダメだな」と思ったんだな。

7年あっと言う間だったから、あと7年なんてすぐ。
私は34歳になるけど、結婚して子供もまだ産めるわー。
と悟りを開いた人みたいに言ってた。

マーラがこれでいいの、って言うんだから、いいの。



クラウディア・カルディナーレがキュートすぎ!
あのヒール、私も欲しい…

本日の映画:わたしはロランス

「わたしはロランス」('12・カナダ=フランス)

はじまりは80年代後半のモントリオール。
高校の国語教師のロランスは、映像ディレクターのフレッドと同棲中。
本当は物書きになりたい彼と、赤い髪で激しそうな彼女。
すごく愛し合っていて、お互いに刺激し合って、
ふたりの世界に生きている、といった感じ。

でもある日、35歳の誕生日をむかえたロランスから衝撃の告白が。
「これからは女性として生きていく」
そこからまっすぐ進んでいたふたりの人生が、
うねうねと回り始めます。

ロランスの話を聞き、彼を支えていくことを決意したフレッド。
彼への愛は変わらないし、これからも変わらないだろう、と。
そして”女性”となったロランスの初出勤。
お化粧して、ヒールはいて、お洋服ももちろん。
教室に入ると…一瞬緊張が走るけど、
生徒たちは「それは重要でない」様子。
彼の母もその事実を受け止めたけど、
厳しい父の前では”男の格好をすること”に。
幸先いい感じ。

…でもやっぱりそれを面白く思わない人たちもいて。
男に絡まれ殴られ、学校では親がとやかく言う。
ロランスは退職せざるを得ず、
同じ頃、フレッドは悩んだ末、彼に内緒で中絶したのでした。

その悲しみと周りの目に心が不安定になるフレッド。
最終的にふたりは別れることに。
月日は流れ、フレッドは別の男性と結婚、男の子を産んでいました。
家庭を守る良き母となった彼女の元にある知らせが届きます。
それはロランスからの愛のメッセージ。
忘れていた気持ちが爆発したフレッドは、彼と再会するのだけど…

グザヴィエ・ドラン監督が24歳で撮った!
という話を抜きにしても、良い作品でした。
見終わった後、ずしーんと来ます。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
ただただ好きだから一緒にいたい、というだけが愛ではない、
というのがよくわかります。
確かに好きな人にはずっとそばにいてほしい。
でも超えてしまった一線は、修正することは難しい。
自分に言い聞かせたとしても。

グレアナのクリスティーナとオーウェンみたいだな。
ふたりも子供を持つ持たないで結局、破局。
あんなに激しく愛し合ってもダメになっちゃう。

一緒にいられないけど愛し合うふたりは、
ハイレベルの愛を手に入れたのかな。



フレッド役のスザンヌ・クレマンはドラン監督のお気に入りね。
美人!とは言えないけど(失礼!)とっても魅力のある女優さん。

本日の映画:愛の囚人

「愛の囚人」('14・ロシア)

「何年もかけた男と女のあーだこーだが好きかも」なんて言ったばかりだったけど、
それは物語によるようです。
主役に感情移入できないとダメなのは当たり前だよねー。
最初のふたりはよかったの。
お金持ちの娘、レイラと出会った、作家志望のアルテム。
よくある格差のある恋愛。
激しい恋に落ちたんだけど…

レイラのママのひと言で、レイラはアルテムをポイ。
「学校で一番の人気者同士が結婚したけど今は貧乏。
私は彼が好きだったけど、今の夫を選んで正解だったわー」
みたいな話されて、若い彼女は愛より金を選んだわけです。

でもレイラを忘れられないアルテムは数年後、
彼女に愛を伝えるためモスクワへ。
仕事もなく、もちろんお金もない。
そんな彼をまだ好きらしいレイラは、
なんとパパの知り合いで元恋人のイゴールに
「仕事、あげて」と世話してもらっちゃうたりする。
それでそれなりのお金を手に入れたアルテム。
レイラを喜ばせようと高級マンションをポンっと購入。
レイラ引き止め作戦か。
素直に喜んでいいのか、レイラ!
それでいいのか、おふたりさん!!

アルテムはプロポーズすることを決め、
ふたり、幸せの絶頂〜だったのだけど…
ここから半分は、同情しちゃうくらいの大転落。

レイラパパ逮捕

保釈金が必要になり、レイラアルテムを捨てて、イゴールと結婚

アルテム崩壊

アルテム年上の女と結婚

その妻はなんとイゴールの友人で

レイラとアルテム再会

やっぱり我慢できず

こっそり愛欲の日々

もう我慢できず

アルテム、妻を殺害

アルテムと同居することを許す優しいイゴールも

アルテムによって殺される

そんなアルテムは

レイラの養子に銃を向けられ…

殺人の多くは、愛、金、嫉妬が絡む物らしい。
(海外ドラマ情報)
自分たちの幸せのために人を傷つけることはあったとしても、
殺しちゃだめだよ…
その時は「あははー、これでいっしょー」と思うかもだけど、
そのうち壊れちゃうよね。
相当のサイコパスでない限り。



尺が長くて、ネタもたくさんあったのに、
感情移入できないの、なんでだろー。

本日の映画:真夏の素肌

「真夏の素肌」('14・ロシア)

「生き別れた父に会いたい」と、
モスクワから海辺の田舎町にやって来たオーリャと親友サーシャ。
でも本人を目の前に、オーリャ、怖気づいちゃう。
じゃあ、私が娘のふりしてあげる、とサーシャ。
父、セルゲイは、そんなふたりを家に泊めることにします。

真面目で危ない橋を渡らないタイプのオーリャとは正反対、
自由奔放で小悪魔タイプのサーシャ。
セルゲイにもグイグイ絡み、オーリャが聞けないことも聞けちゃう。
タクシーの運転手、キリルをナンパし、すぐセックス。
遊び歩く日々に一応一緒ににいる感じのオーリャ。
でもサーシャのようには行動出来ない。無理無理。
セルゲイは”娘”サーシャを気にかけ心配し、
オーリャはそれを嫉妬し始めてしまいます。

父がいないサーシャは次第にセルゲイを慕うようになり、
オーリャの嫉妬心はますます増加。
しかもセルゲイの”秘密”まで知りますます彼と意気投合。
朝起きるとサーシャがいない、父までも!
当然オーリャはムカつきます。

内気で真面目な子がキレるとこわい。
オーリャはキリルを海辺のレイヴに誘い、
やったこともないドラッグを摂取。
勢いに任せてロストヴァージン!
サーシャの”彼”とヤッてやったわ!!
ざまみろー!!!
なんて思ってたけど。
サーシャにそのことを伝えると、
「あ、そ」
な返事。
きーーーーー!!

一方、そんな、きーーーー!なオーリャに、
「実は私が娘なの!!んもー!!!」
と告白され、しかも罵倒されまくったセルゲイはふたりに、
「もう二度と顔を見せるな」
と、ひとこと。

苦い夏休み。



モデルでも多いけど、ロシアの女の子ってやっぱりかわいい〜
プロフィール

えみめも

Author:えみめも
映画や海外ドラマを見ることは私の癒やし。

映画以外の記事はinstagramにて↓
えみめも@emiemimemomemo

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