本日の映画:愛の犯罪者

「愛の犯罪者」('13・フランス=スイス)

映画でよく見る、教授が学生に手を出す、という図式。
それが破滅に向かう〜というのもよくある図式。
今回はちょっと”ひねり”があったけど、向かった先は同じでした。

大学で文学を教えるマルク。
学生にモテモテの彼は、お持ち帰りもし放題。
名前も覚えず、ということもあり。
同じ大学に勤める妹、マリアンヌと山の家で暮らしているけど、
こっそり家に連れてきたりする。
「物音がしたけど?」と聞くマリアンヌ。
「夢遊病なんだよね」と答えるマルク。
そんな彼にトラブルが。

一晩共にした学生、バルバラが行方不明に。
クラスの子だったから刑事にも色々聞かれたり。
もちろん体の関係があったのは秘密で。
バルバラの継母(マルクと同世代)のアンナが心配して
マルクを訪ねてくる。
大学側は全く捜索に関わりを持ってくれないという。
あまり大ごとにしたくない、というのが理由。
夫は外国にいて連絡がとれない。
ひとりでどうしたらいいのかわからない、
と弱った彼女と一線を超えちゃうマルク笑
なかなかの強者です。

でもこれって、本物のアムール?となるけれど、
色目光線を発射し続ける学生、アニーの誘いにも乗っちゃう。
どんなけですか…
ダメダメ、ボクには本物のアムールが…と言いつつ、
やめられないのはもう病気?

そして驚きなのはまさかの妹との関係。
おやや?なところがあって、あれ?ほんとに?
あら、鼻血よ鼻血、ほんとに夢遊病なの?
と、なったと思ったら、アンヌからの衝撃の告白、
あー今までのはなんだったんだー!茶番だったのかー!
なんて言ってたら、
いやいやあんたーそんなんじゃないんだよーああーあんたー…

悪いことして逃げたい気持ちもわかるけど、
逃げたらその後はよくある図式。
嗚呼、愛の犯罪者。



マチューはこういう役も似合う。

本日の映画:家族の波紋

「家族の波紋」('10・イギリス)

やっぱり予告編って面白く見える工夫がされているのかな。
面白いとこだけ切り取ってる?
いや、この作品が面白くなかった訳ではないんですよ。
なんかイメージと違った、というのが本音。

登場人物は5人。
場所はほとんど変わらず、家の中かその周辺。
じわじわくるけど、特にドラマティックな展開はなし。
来るか、来るか、と期待はしてみたけど。
そして「わ!終わった!」の終わり方。
ある家族をこっそり撮影しました、って感じ。

息子エドワードがボランティアのためアフリカに旅立つ、
ということで、家族で一緒に過ごす計画を立てたみなさん。
海沿いにある別荘で、ということでお金持ちの部類らしい。
父は?用事か何かでおくれてくるらしい。
滞在中、料理をしてくれるローズ、
そして画家のクリストファーは家族と長い付き合いとのこと。

彼のためにこんな事計画するなんて、さぞかし仲良し家族…と思いきや。
何だかピリピリしている、母と娘。
そのふたりがピリピリしてるもんだから、みんな気を使ってピリピリ。

アフリカ行くんだよーあははー
彼女は置いていくけど大丈夫だよーあははー
危険な場所だけどなんとかなるよーあははー

なエドワードが腹立たしいのか、
家族置いてわざわざきてやってんだよ、感たっぷりのシンシア。

仲の悪い子供たちにヒヤヒヤしながら、
待てど暮らせどやって来ない夫にイライラ気味のパトリシア。

そんな3人のやり取りに一番困り顔なのは、
まったく赤の他人であるローズね。
しかもエドワードが下心ありそうな雰囲気だったり(単に優しいだけ?)、
それを見たシンシアがまたイライラするから、まぁ可哀想。

クリストファーは至って冷静で、
きっとこの人たちのことよくわかってるんだろうな、といった雰囲気。
大きな爆弾が落ちるのを防いでいるような立ち位置。

エドワードのため、と言い、イヤイヤなのにピクニックを強行したり、
エドワードがローズを誘ったのが腹立たしいけど”彼が言うから”と、
レストランに食事に行ったり、嫌ならやるなよレベル。
「ホロホロ鶏が生焼けなのよっ!」
「あなたのは焼けてる?」
「おなか壊すから食べない方がいいよ」とか、しつこいの。
そしてみんなの居心地を悪くする。
もう帰った方がいいよ…
イライラをホロホロにぶつけ、
そういう人に限って獲ってきたキジ肉に銃弾が残ってる笑

そんな周りに気を使っているようにみえてそうでもないエドワード。
外した絵を元に戻して、去っていく家族。
その前にローズはいなくなっちゃったけどね。



エドワードが戻ったらまた集まってください。

本日の映画:ザ・フューチャー

「ザ・フューチャー」('11・ドイツ=アメリカ)

2005年に「君とボクの虹色の世界」をつくり、
5年後にこの「ザ・フューチャー」を手がけたミランダ・ジュライ監督。
まだ5年後に…と思ったけど、これ以降映画は撮っていないよう。
監督業は副業みたいなものなのかな。
肩書は監督、ミュージシャン、女優など色々あるけど、
パフォーマンスアーティストというのが本業のよう。
今回も主役のソフィーを演じています。
一般的な美人ではないけど(失礼!)、
雰囲気あって(話し方も)私は好きなタイプ。

共に35歳のカップル、ソフィーとジェイソン。
付き合って4年だって言ってたはず。
ふたりとも見た目も性格も似ていて、
”普通”の次元から少し離れたところに住んでいるタイプ。
でもそこに住んでいても生活するにはお金が必要。
ソフィーは子どもたちにダンスを教えていて、
ジェイソンは在宅でパソコンのサポートサービスをしている。
働くのは当たり前。
家賃を払うし、ご飯も食べるし、洋服も買う。
でもその考えが揺るぐ出来事が起こります。

怪我をした猫をシェルターに連れて行ったふたり。
”パウパウ”と名付け、引き取ることを決めました。
でもパウパウは病気もあって治療のため、30日後に、という事に。
家に戻り、
「30日かぁ。短いようで長いな。」
「ってか5年経ったらうちら40歳じゃん!」
「なんてこったい!こんな生活してていいの?」
そしてパウパウがやってくるまでの30日間、
仕事を辞め、やりたい事をやろう!ということに。

一本線の上で進んでいた彼らの人生に別の道が。
ジェイソンは急に目に入った「木を売る」仕事を。
環境保護を目的としていて一軒一軒回って説明して、っていう感じ。
ソフィーは30日で30のダンスを作ることに。
今ではユーチューバーが職業になったりしてるけど、
この時はまだそんな言葉はなかったかな。
今ではそれでチャンスをゲットする人がいるみたいで、
私も踊ってみるかな(うそ)。
ソフィーもYouTube見て、私もやるべき?と思ったみたい。

そんな事してたら30日なんてあっという間よね、
いやいや、ジェイソンが出会った老人の言ったとおり、
「裏切りがあって、ふたりが本物の関係になる、ほんの始まり」
な出来事が起こります。
そんなことしそうもなかったソフィーの裏切りと、
思ってなかった展開に、なぬー!!

ふたりの世界が可愛くて、
ミランダマジックで彼らと同じ次元にいる感覚になっちゃった。



もう映画撮らないのかなー。
まだまだ見たいなー。

本日の映画:TOKYO!

「TOKYO!」('08・フランス=日本=韓国)

レオス・カラックス監督の
「ホーリー・モーターズ」で見た”メルド”が見たかったし、
ミッシェル・ゴンドリー監督、ポン・ジュノ監督が東京を舞台に作った、
と言うのも面白そうだし、
日本人を起用している、というのも興味深かったのです。

でもこの3人だから”普通”ではないのはわかっている。
よくある”ザ・日本”な描写がなくて安心。
それぞれの東京のイメージ、摩訶不思議な3つの物語。

①インテリア・デザイン→ミッシェル・ゴンドリー

大きな会社に勤めるほど部屋は狭くなる。
ヘンテコな(アート系ともいう)映画を撮る恋人、アキラと、
東京にやってきたヒロコ。
住む部屋を見つけるまで狭い友人宅に居候。
肩身は狭い。
でもなかなか決まらない新居。
窓を開けると猫の死骸がいたりする。
でも”オススメ物件”らしい。
仕事も必要。
アキラは雇ってもらえたけど、ヒロコはダメで。
「志が低い」だの言われたり、
アキラを影で支えているのに誰も気づかないし、
友人との関係も雲行きが怪しくなってきた。
んもー!私って何?と悩んでいるヒロコ。
そんな彼女、ある日突然、胸に穴が開いてしまい…

②メルド→レオス・カラックス

下水道に住むメルドが東京に上陸!
ヘンな見た目、ヘンな行動、聞いたことのない言葉。
花を食べる彼は、下水道から街に出て人々をパニックに陥れます。
人のタバコ盗んだり、財布のお金食べちゃったりしていたメルド。
地下で見つけた大量の手榴弾を持ち出し、
街で次々と爆発させ、殺戮を繰り返していくのです。
捕まったメルドは、日本で裁判に。
フランスから来た彼と同じ言葉を話す弁護士が通訳しながらの裁判。
判決は死刑。
絞首刑が執行されるのだけど…

③シェイキング東京→ポン・ジュノ

引きこもり歴10年の男。
家の中の消耗品や必要な物はキレイに整理整頓してある。
お金は父が送ってくる。
お金さえあれば家から出なくても生活できる。
ご飯も届けてもらえる。
週一でピザも食べる。(箱は捨てない)
でも配達人とは目は合わせない。
でもある日、目を合わせてしまった。
その時、地震が起こって配達人の女の子が気を失ってしまう…

一番好きだったのは「インテリア・デザイン」。
不安がいっぱいのヒロコ。
でも周りは何だかうまい具合に進んでいる。
不思議くん系のアキラは、
ヒロコの不安を知らずに「がんばればー?」な態度。
「早く出てって」の空気も辛い。
そんな彼女が安住の地を得るのだけど、それが、ね。
ゴンドリー節炸裂でした。
ちなみにヒロコ役は、
「沈黙」シリーズのスティーヴン・セガールの娘だって〜

そして待ってました、メルド!
「ホーリーモーターズ」では物語の中の一部だったけど、
今回はメルドの細部まで色々と。
気持ち悪さ爆発、手榴弾も爆発でした。
でも大騒ぎしている場面より、裁判の方が長くてちょっとダル。
次は、INニューヨークらしいです。

ジュノ監督から見た日本ってこんな感じ?
「クリミナル・マインド 国際捜査班」でもエピがあったけど、
”引きこもり”って日本人に多いのかな。
他の国でもあるけど名前付いてないとか。
引きこもりの人が久々に外に出たら、みんな引きこもってた!
という、なさそうでありそうな話。
一応地震だ!って外に出るけど、
あ、大丈夫だった、さあまた引きこもろ…って、皮肉すぎる。



私があまり邦画を見ないのは、
字幕に慣れすぎて日本語のセリフが聞こえないことと、
自分と顔が同じだからリアルすぎる、ってことなのでは、
と思ってます。

あ、「サバイバル・ファミリー」は面白かった!

本日の映画:若き人妻の秘密

「若き人妻の秘密」('11・フランス)

レア・セドゥには、こういう役しか来ないの?
ってくらいこういう役が多い。
ラブコメで笑ってる彼女が見たい。

若き人妻エーヴは、ある朝夫がジョギングから戻っていないと気づく。
怪我した?
事件に巻き込まれた?
それとも失踪?
泣き叫ぶことなく、動揺を隠すように警察に通報した若き人妻。

19歳で出会った弁護士の夫との仲はよくて、
個人事務所で仕事も順調、不自由のない暮らしをしていました。
今まで大きなトラブルもなく、何が起こってるの?
全くわからない状況。

そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのが、
ポールの恩師、ショレ。
同じく弁護士で何もわからないエーヴの力になると約束してくれました。
そして明らかになる夫の秘密…
衝撃すぎてパターんと倒れる若き人妻。
頼れるのはショレだけ。
…ってのもショレは知っていた。

奥さんに先立たれた中年男、ショレ。
お金はあるけど質素に暮らし、
弱者を救う正義感の強い、真面目な弁護士。
そんな彼はエーヴの事を思って…と言いながらも、
生活費出す、とか、
病気で先が長くないから一緒に住んで、とか。
遺産あげるからさぁ、とか。
オイオイオイオイ。

エーヴの心のすき間に入り込んできて、
ただのエロエロおじさんではないか!
まぁ、エーヴも一度体を許してしまったから、
”痛恨のミス”だよ、と思ったのだけど。

でもね、それが”若き人妻の秘密”ではない気がしたの。
今まで色々見てきてるからね。

ハリウッド映画のように、盛り上げる音楽とかがなかったから?か、
「あ、そ。」
で終わり。
だよねー。



アンニュイ役係のレア。
ご本人様もアンニュイなのかな。
プロフィール

えみめも

Author:えみめも
映画や海外ドラマを見ることは私の癒やし。

映画以外の記事はinstagramにて↓
えみめも@emiemimemomemo

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