本日の映画:約束の旅路(2011/5/29)

約束の旅路」('05・フランス)。


エチオピアの山奥には大昔から”ファラシャ”と呼ばれる
黒人のユダヤ人が暮らしていた。
彼らは聖地エルサレムに帰還する事を長年夢見ている。

そして現代。
スーダンの難民キャンプ。
モサドによって、エチオピア系ユダヤ人のみを救出するという
”モーゼ作戦”が実行される。
そのキャンプに身を寄せていたキリスト教徒の母と息子。
母はまだ9歳の息子をユダヤだと偽り、
イスラエル行きの飛行機に乗せる。
「立派になれ」と母は息子に言った。

イスラエル。
彼はソロモンと名乗るがシュロモという名前に改名される。
そして、ここまで母だと偽って一緒に逃げてきた女性が死の床に。
彼女は「秘密を守りきりなさい」と伝え、息を引きとった。

寄宿舎に入ったシュロモは、超が付くほどの問題児に。
慣れない生活、ベッドで寝ること、靴を履くこと。
このままここに居たら、白人になってしまう、と本気で思っている。
そうなったら母は自分だと見分けがつくだろうか。
彼は母の元へ帰りたいと願う。

月日が経ち、シュロモはハラリ夫妻の養子になることに。
夫妻と彼らのふたりの子どもたち、5人の生活が始まった。
なかなか心を開かないシュロモに、母ヤエルは優しく接する。
いつでも彼の味方になってくれた。
でも本当の事は絶対に言えない。

そんな時、エチオピアの宗教指導者ケス・アムーラと知り合う。
シュロモは「自分はユダヤではない」と彼に告白。
だがアムーラは言う。
「母親は苦渋の決断でお前を行かせたのだ。」と。
もしかして、母に捨てられたのでは?と思っていた彼は
「立派になれ」と言った母の言葉を思い出す。

高校生になったシュロモ。
白人の娘サラと愛し合うようになるが、サラの親は大反対。
彼が黒人だからだ。
ユダヤで黒人・・・その括りが彼らの仲を引き裂く。

青年になった彼は、テレビでアフリカが干ばつになり、
母が居るはずのキャンプでは赤痢が蔓延していることを知る。
そして医師になる決意をした。

彼は夢を実現させるため、単身パリへ。
数年後立派に医師になった彼は、
10年越しの愛を実らせサラと結婚。

愛しているなら真実を話せ。
そう信じ彼はサラに自分がユダヤではないことを告白。
そして母や家族にもその真実は伝えられた。

子どもも産まれ、父になったシュロモ。
彼は医師として難民キャンプにいた。
そこには見覚えのある後姿が・・・


★★★

青年時代のシュロモを演じたシラク・M・サバハ。
彼本人、エチオピア系ユダヤ人で、この作戦によって
イスラエルにやってきたひとりなんだそう。
映画の中では84年の「モーゼ作戦」だったけど、
彼は89年の「ソロモン作戦」だったんだって。
端正な顔立ちでとってもイイ男です。


3人の母の愛によって、素晴らしい青年に成長したシュロモ。
エチオピアにいた時の名前が出てこなかったけど、
ほんとの彼の名前は何だったんだろう。



世の中まだまだ知らないことばかりだ。

tag : 映画 約束の旅路

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