本日の映画:人間の値打ち

「人間の値打ち」('13・イタリア=フランス)

ある夜起きたひき逃げ事件。
その時何が起きていたのか。
3人の関係者の視点で描かれます。

その1、ディーノ。
町で小さな不動産会社を営む男。
前妻との間にティーンエイジャーの娘、セレーナがいる。
心療内科医のロベルタと再婚、彼女は現在妊娠中。
会社はうまくいっていないよう。
しかも子供が産まれるからお金が必要。
セレーナの彼氏、マッシの家がお金持ちだと知り、
マッシの父で投資家のジョヴァンニに近づく彼。
本当ならできない多額の投資を無理やり始めるのだけど…

その2、カルラ。
ジョヴァンニの妻でマッシの母。
丘の上に建つ豪邸で何不自由なく暮らしている元女優。
でも満たされない日々を送っている。
無意味に高価な美術品を買ったり、
自分磨きにお金をかけたり、愛想を振りまいたり。
そんな彼女が目にしたのは、老朽化で閉館するという劇場。
これは自分が何とかしなければ、と再建に乗り出すのだけど…

その3、セレーナ。
マッシに別れを告げたけど、彼は別れたくないと言う。
色々面倒なので周りには内緒で付き合ってるフリを続けることに。
そんな時、継母ロベルタの患者のルカと出会う。
前科があるけれど、芸術を愛する情熱的な彼に惹かれ始めるセレーナ。
もちろんこの関係も周りには内緒にするのだけど…

なぜあなたなの…と深くため息をつく。
原題の意味は「人的資本」。
いろいろ考えさせられる言葉です。

物語の最後にもひき逃げの被害者の”値打ち”が計算されます。
パートのおばちゃんより、総理大臣の方がその”値打ち”は高くなる、
ということです。

値打ちもそうだけど、その人の立場で事件の捜査の仕方が違う、
ってことはあるのでしょうか。
海外ドラマではたまにありますね。
ひとり人間が死んでも、
その人と深く関わりがないとそこまで考えない。
今回のみなさんも被害者の事は置いておいて、
自分たちのことばかり。
証拠隠滅しようとしたり、ゆすったり。
自分がやってないにしても、
「やばっ、とりあえず隠滅!」ってなるのかな…

お金がないと不幸をお金のせいにする。
お金があるのに満たされなくなる。
愛があるのに絶望する。
人間には何が一番必要?



それにしても出て来る男が全員、ダメ男。
ジョヴァンニのミーミー的な態度もイラつくけど、
ワーストはディーノね。
ロベルタは素敵な人なのに、なぜこの男を選んだ…

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