本日の映画:フェリーニのアマルコルド

「フェリーニのアマルコルド」('74・イタリア=フランス)

原題の「アマルコルド」は「私は思い出す」という意味らしいです。
という事で、物語の内容はフェリーニ監督の少年時代の思い出を
彼らしくコラージュしたものとのこと。
少しは盛ってる?
と思うけど、監督の目を通して見た世界を、監督のセンスで作ると、
こんな興味深い1年の出来事に。
たしかに、日常の平凡な瞬間も、見方によれば面白く思えるかもね。
15歳のチッタを中心にそんな”平凡だけどおかしな”日常が展開。

イタリア北部の小さな港町。
これからくる春を祝うお祭りに家族と訪れたチッタ。
みんな幸せそう。
チッタが密かに恋心を抱く年上の女性、グラディスカもいて気分が上がる。

春が終わると夏が来る。
漁師たちが海に出る季節。
豪華客船を見るために町中の人がボートに乗る。
みんな嬉しそう。
でもその一方、反ファシズムの父は拷問を受け、
心を病んだ叔父は木に登り「女が欲しい!」と叫んでいた。

秋が終わる頃、グラディスカに相変わらず相手にされないチッタは、
精一杯アピールするけど惨敗。
そして閉店間近に入ったタバコ屋の豊満な店主に「抱いて!」と言われ、
とりあえず頑張ってみた…けど、「もういい、帰れ!」と追い出されてしまった。

雪の上に孔雀が舞い降りる冬になると、
チッタの母が病に倒れ、帰らぬ人に。
こういう経験も避けて通れない人生の一部なのです。

そしてまた巡ってきた春。
最愛のひと、グラディスカは町一番のイケメンと結婚。
初恋は失恋に終わったのでした。

1930代年のイタリアは、ファシストのムッソリーニが台頭していた頃。
あのオレンジのおじさんはムッソリーニでしょうか。
なんか、強いぞー偉いぞーでっかいぞー、
でもなんか、皮肉たっぷりに描かれているのがおもしろい。

ここに出て来るイタリア人はみんな陽気。
秘密警察に見張られている毎日でも、自分らしさを忘れず楽しく生きてる。
チッタのパパも、わざわざ反ファシズムを唱え拷問されるけど、
そんなに簡単にへこたれない。
子供目線で見たその情景は、いろんな形で心に刻まれているよう。
人生を楽しむために戦うってこと、見習いたいな。



嫌なことがあっても、おもしろ目線で見てみるか。

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