本日の映画:セントラル・ステーション

「セントラル・ステーション」('98・ブラジル)

リオ・デ・ジャネイロの中央駅で代筆業をしている元教師のドーラ。
ブラジルの定年は何歳か知らないけど、ドーラは50代後半くらい?
代筆業、非識字者が多いブラジルでは人々に必要とされている仕事みたい。

怒りっぽくてちょっと偏屈。
そんな彼女は代筆した手紙をほとんど投函せず、
捨てるか引き出しにしまいこんでいます。
詐欺行為ですよ、ドーラ。
この手紙は渡さないほうがその人のため、だなんて、勝手に判断して。

そんな彼女に代筆を頼みに来たひとりの女性と息子との出会いが、
大きく運命を変えていきます。
離れ離れだった夫に「会いに行く」という内容の手紙。
もちろん投函するつもりはなかったのだけど…
駅を出た女性がバスに轢かれて死んでしまうのです…

ひとりぼっちになった少年、ジョズエを見かけたドーラは、
気にしたくないけど気になって家に連れ帰ります。
あー、ドーラ、いいやつじゃないですか。
と思いきや。
知り合いに言われるがまま、
ジョズエを養子縁組斡旋所に2000ドルで売りやがった!
しかも取り分1000ドルで新しいテレビを買ってご満悦。
でも友人に「ああいう子どもは、臓器売買に使われるよ」
と言われ、ジョズエを取り戻しに行きます。よしよし。
なんやかんや喧嘩しながらも、ジョズエと彼の父親を探す旅に出ることになり…

こういう作品を見ると、日本は恵まれてる国だなーとつくづく思う。
教育を受けられなくて字が読めない人はほとんどいないし、
生きるために盗みを働いても、安易に射殺されたりしない。
目の前で母親が死んだら、とりあえず警察か誰かが保護してくれるでしょ。
でもいつのだかわからないような住所しか手がかりのない父親を探す困難さは、
どこの国でも同じかも。

少しの記憶や情報で人や物を探すって気が遠くなる。
偏屈おばさんドーラは、今までだったらやらなかった大冒険をジョズエと共に経験し、
今更ながら人間味を取り戻して成長し、女性としての輝きも手に入れます。
カチカチだったドーラの心をジョズエが柔らかくし、
ジョズエの心細さをドーラが大きく包む。
ふたりのその後が気になるな。



ジョズエ役の子、ジュリエット・ビノシュにそっくりで、
見てる間ずっと気になるな。

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