見た映画思い出してみる(メゾンある娼館の記憶/フラメンコ・フラメンコ/汚れなき悪戯)

「メゾン ある娼館の記憶」('11・フランス)

1899年のパリ。
19世紀の黄昏の時代。
上客しかとらない高級娼館、アポロニド。
女たちは美しく着飾り、優雅に振舞っている。
男たちの欲望を満たすのが彼女たちの仕事。
その見た目の裏に隠された孤独、絶望…
マダムに借金をしている彼女たちは外にも自由に出られない。
この館に囚われている囚人の様です。
でも好きでここにやってくる者もいる。
自活したいから、自由になりたいから。
自由?ここには自由はないのよ。
もうここから出られないと悟った者はそう言います。
そして1900年。20世紀の曙の時代。
時代は少しずつ変わっていきます。
このまま永遠に続くと思われたこの世界も終わりを告げようとしています。
ある事件で体も心も傷ついた女。
死を目前に愛した男を思う女。
時代が変わる前に姿を消す女…
様々な思いを抱える女たち…
おフランス産なので、モザイク祭りだけど全くエロは感じない。
目を覆いたくなるようなシーンもあるけど、比較的穏やか。
現代風な最後のシーンでなんかジーンとした。




「フラメンコ・フラメンコ」('10・スペイン)

私の見たいリストに「フラメンコの映画」というのはなかったのだけど、
何だか興味を惹かれたので見てました。
ちなみにフラメンコとは、スペインのアンダルシア地方の芸能との事。
この作品はカルロス・サウラという監督が、
「フラメンコ」に次いで制作した物らしい。
フラメンコの次がフラメンコフラメンコ。
やっぱり次はフラメンコフラメンコフラメンコ?←単純。
フラメンコばっかり言ってたら、
フラメンコという言葉が面白くなって来たのは置いておいて、
物語というよりは舞台を見てるって感じの作品。
踊って歌ってギター奏でて。
これ、好きな人には堪らないのでしょうね。
やっぱり私にはあまりわからない世界だったけど、
「緑よ、お前を愛してる」って歌う歌が素敵だった。
その言葉の響きに一瞬時間が止まったわ!




「汚れなき悪戯」('55・スペイン)

「マルセリーノ・パーネ・ヴィーノ」という作品はだいぶ昔に見たことがあって、
これはそのオリジナルバージョンとのこと。
こんなに宗教的な話だっとは…子どもの話、くらいしか記憶してなくて。
とある修道院に置き去りにされた赤ん坊。
12人の修道士たちは彼を育ててくれる里親を探し回るけど、
なかなか信頼できる家族がみつからない。
彼らは相談した結果、自分たちで育てることにします。
マルセリーノと名付けられた彼は5年後、
みんなに愛されるいたずら好きな男の子に成長します。
外の世界を見せようと町に連れ出したりするけど、みんな内心ヒヤヒヤ。
父になり母になる、と決めた彼らの子育ては見てて心が温まります。
料理係の”お粥さん”が泣いてばかりで笑わないマルセリーノを
包丁で野菜を切る自分の腕と揺り籠を縄で結んで揺らしたり、
石鹸で顔を洗うのを嫌がるマルセリーノを睨んだり。
(ここで指先につけたちょこっとの石鹸を顔に塗るマルセリーノがかわいい)
最初は育てるのに自信のなかった彼らだったけど、
マルセリーノのかわいさに手放したくない気持ちが芽生えてくるのです。
だから、あそこの家はダメだった、ってほんとはダメじゃないのに、
小さな嘘をついたり。
(後で告解しに行く所が修道士)
なんかいい話だなーなんて思ってたら、え?
な、何が起きたの?なラスト。
さそりに刺された時点で…?
マルセリーノの夢だった?とか…?
これはなにか宗教的な意味があるのかな。と推測。

15汚れなき悪戯1

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