本日の映画:サラの鍵

サラの鍵」('10・フランス)。


1942年。
フランス政府によるユダヤ人の一斉検挙が実行された。

両親、弟と暮らしていたユダヤ人の10歳の少女サラは、
早朝、ドアを叩く音で起こされた。
ただ事ではない雰囲気を感じた彼女は、
とっさに弟ミッシェルを納戸に匿い鍵をかける。
そしてすぐ戻るからと、弟にその場に留まるように言い聞かせた。

しかしその後、彼らは収容所へと送られてしまう。
弟の事が心配でたまらないサラ。
彼女は脱走を決意する。

2009年。
アメリカ人のジャーナリスト、ジュリアナは、
夫と娘と共にパリに暮らしていた。
夫の両親が所有しているアパートを改装し住む事になった彼女は、
そのアパートのかつての住人がアウシュビッツの犠牲者である事を知るのだが・・・


★★★


「もしあなたがその場にいたらどうしてた?」

サラが若い同僚に言います。

「どう思う?警察でも呼べばよかった?」

何とかしようと思わなかった?と聞かれた老婦人が、そう答えます。

またヴェルディヴ関係のお話でした。
最近見た「黄色い星の子供たち」でも見たあのヴェルディヴのお話。
でもこれはちょっと感じが違う。
なぜなら、現代(2009年)を軸に話が進むから。

「黄色い~」を見ていたおかげで、
ここではあまり語られなかったあの時の背景が良く分かりました。

「警察でも呼べばよかった?」
と言った老婦人は、子供の頃からヴェルディヴのすぐ隣に住んでいた。
最初は何が起きているか分からなかったけど、そこにユダヤ人が収容されたと理解した。
そのうち窓が開けられなくなったと言う。
「騒音で?」
「いいえ、悪臭がひどくなってきて・・・」

そのやりとりのシーンでめまいがしました。

収容所に送られたサラが両親とも離れ離れになり、
何とか脱出に成功。そしてパリへと向かい弟の元へ・・・のシーン。

サラのあの「ごめんなさい」がしばらく耳に残っています。

そしてサラの運命。
10歳で背負った過酷な運命。
そしてその後の彼女の運命。

血の繋がりはないけど、運命で繋がったサラとジュリアナ。

またひとつ心に残る映画がここに。



知らされなかった真実。
語られなかった真実。

それが何かの拍子に運命に導かれて、繋がる。

世界にはどれだけの物語があるのだろう、と思う。

tag : 映画 サラの鍵

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