本日の映画:カティンの森

カティンの森」('07・ポーランド)。


1939年9月17日。
ドイツ軍に続いてソ連軍が侵攻してきたポーランド。
ソ連が占拠した町では、多くの将校たちが捕虜となり収容所へと送られていた。

そんな中、クラフクに住むアナは、大尉である夫、アンジェイを探していた。
ようやく彼を見つけたが、他の仲間たちと共に収容所へ連行されてしまう。
不安を抱えたまま、娘、ニカとふたり国境を超えたアナ。
夫の両親の家に身を置き、彼の帰りを待つ事にした。

夫の消息もわからないまま終戦を迎えた1945年。
アナは夫を待ち続けていた。
そんな彼女の前に、彼と共に収容所に送られ死んだと思われていた友人、イェジが現れ・・・


★★★


物語はドラマティックに展開しない。

「世代」でデビューしたアンジェイ・ワイダ監督。
彼自身が戦争体験者。なので事実、史実を淡々と伝える。
そして彼自身がこの「カティンの森の事件」で父親を亡くしているそう。

ワイダ監督は、自身の体験を映画を通して伝えている。
忘れないように、忘れられないように。

「神々と男たち」の記事でも書いたけど、知らないことが多いね、私。
今までたくさんの戦争映画を見たけれど、私が見て知ったのはほんの一握り。
ニュースでちらっと見るよりも、新聞やネットのニュースで読むよりも、
こうやって”映画”で見る方が衝撃なのよね。私はね。
・・・”映画”は作られた風になるけど。

その場にいなければわからない事。
体験した本人でないと語れない事。
どれだけたくさんの物語があるんだろう。
映像で受ける色んな衝撃。

この映画を見た人なら誰もが思ったでしょ。あの最後のシーン。
ひたすら銃で頭を撃っていく。
機械のように流れ作業で処理されていく人間。
その人間を流れ作業で処理していく人間。
一体どういう事なのでしょう。

その場にいた人間。
どんな思いでそこにいたんだろう。



この映画でも、アナ以外にいくつかの物語があったのね。
でも、その中で幸せそうな人はひとりもいないの。

tag : 映画 カティンの森

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