本日の映画:わたしはロランス

「わたしはロランス」('12・カナダ=フランス)

はじまりは80年代後半のモントリオール。
高校の国語教師のロランスは、映像ディレクターのフレッドと同棲中。
本当は物書きになりたい彼と、赤い髪で激しそうな彼女。
すごく愛し合っていて、お互いに刺激し合って、
ふたりの世界に生きている、といった感じ。

でもある日、35歳の誕生日をむかえたロランスから衝撃の告白が。
「これからは女性として生きていく」
そこからまっすぐ進んでいたふたりの人生が、
うねうねと回り始めます。

ロランスの話を聞き、彼を支えていくことを決意したフレッド。
彼への愛は変わらないし、これからも変わらないだろう、と。
そして”女性”となったロランスの初出勤。
お化粧して、ヒールはいて、お洋服ももちろん。
教室に入ると…一瞬緊張が走るけど、
生徒たちは「それは重要でない」様子。
彼の母もその事実を受け止めたけど、
厳しい父の前では”男の格好をすること”に。
幸先いい感じ。

…でもやっぱりそれを面白く思わない人たちもいて。
男に絡まれ殴られ、学校では親がとやかく言う。
ロランスは退職せざるを得ず、
同じ頃、フレッドは悩んだ末、彼に内緒で中絶したのでした。

その悲しみと周りの目に心が不安定になるフレッド。
最終的にふたりは別れることに。
月日は流れ、フレッドは別の男性と結婚、男の子を産んでいました。
家庭を守る良き母となった彼女の元にある知らせが届きます。
それはロランスからの愛のメッセージ。
忘れていた気持ちが爆発したフレッドは、彼と再会するのだけど…

グザヴィエ・ドラン監督が24歳で撮った!
という話を抜きにしても、良い作品でした。
見終わった後、ずしーんと来ます。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
ただただ好きだから一緒にいたい、というだけが愛ではない、
というのがよくわかります。
確かに好きな人にはずっとそばにいてほしい。
でも超えてしまった一線は、修正することは難しい。
自分に言い聞かせたとしても。

グレアナのクリスティーナとオーウェンみたいだな。
ふたりも子供を持つ持たないで結局、破局。
あんなに激しく愛し合ってもダメになっちゃう。

一緒にいられないけど愛し合うふたりは、
ハイレベルの愛を手に入れたのかな。



フレッド役のスザンヌ・クレマンはドラン監督のお気に入りね。
美人!とは言えないけど(失礼!)とっても魅力のある女優さん。
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