本日の映画:自由の幻想

「自由の幻想」('74・フランス)

初めて図書館の視聴ブースで鑑賞。
結構見たい映画があって、でも時間に余裕がないとなかなか。
しかも初めてなのでどんなものか…
周りは映画を楽しむオジサマたちが多く「あら場違い?」
と思ったりしたけど、映画が始まるとみんな自分の世界。
結構ゆったりできて、これは見たい映画全制覇だな、と思った。

今回のルイス・ブニュエル監督の作品。
ちょっと遠くのレンタル屋まで行けば借りられたんだけど、
やっぱりちょっと遠いのよね。
ビデオなのでちょっと画像は悪いけど、そんなの問題なし。
逆に雰囲気が出るわ。

いつものブニュエル節で、
見ている私は劇中に出てきたダチョウ表情だったと思う。
ちょっとずつ人物が繋がりながらも別の物語がポンポンポンと、
何かのゲームのように出てくる。
不条理、皮肉。
その中でのお気に入りの部分を探しながら見てる自分がいる。

始まりは1800年代、ナポレオン時代のスペイン。
「自由くたばれ!」から始まり、物語はささっと現代へ。
紳士から”ワイセツな”写真をもらった少女がそれを両親に見せると、
「なんてこと!!」とご立腹。
でもその写真、有名な建造物を写したもの。

とある宿。
叔母と愛し合う甥、カードゲームに夢中の司祭たち、マゾの男…
宿泊客はひとクセある人ばかりだった。

警察署で講義をすることになった教授は、始まりからイライラ。
ちょっと話すとすぐ邪魔が入り、なかなか話が進められないから。
最後に部屋に残ったのはたったのふたり。
じゃあ、この話を、ということで、ある出来事を話し出す。

彼が友人宅へ着いて案内されたのは、椅子が便器のダイニングルーム。
話の話題は”糞”問題。
お腹が空いたら個室に入って食事する。

レントゲンに影があるけど、健康だよ、と医師に言われキレた男。
彼が家に戻ると、娘が学校からいなくなった!と妻が大騒ぎしていた。
急いで学校へ向かって事実確認。
娘はいたけど、いないと言われているので失踪届を出しに警察へ。
その後、無事見つかった、とのこと。

街を恐怖に陥れた無差別銃乱射事件。
死刑を宣告されたのに釈放、彼はヒーローとなる。

警視総監の男は死んだ妹からの電話を受け、
彼女の棺桶を開けようとして逮捕される。
”本物の”警視総監に会った彼は、一緒に動物園へ。
そこでふたりが聞いたのは、
「自由くたばれ!」

主役が入れ替わるリレー方式。
テンポよく渡されるバトン。
自由は大事。
でも自由すぎるとどうなる?
何が真実で何が偽りか。
食べることとは排泄すること。
目の前に起きたことだけが真実ではないということ。
ワイセツとワイセツじゃないの線引。
正当と不当の境目。



不思議な世界に足を踏み入れた恍惚感。
プロフィール

Author:えみめも
映画や海外ドラマを見ることは私の癒やし。

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