見た映画思い出してみる(ネット不倫のワナ/恐怖と欲望/エロス+虐殺)
「ネット不倫のワナ」('10・カナダ)
フレッドとデビー。夫婦。息子ひとり。
フレッドは仕事を辞め、今は自宅で小説を書いている。
けど、なかなか書き上がらない。
デビーはそんな夫を支えるため、仕事仕事の日々。
そんなふたりはお互い相手にイライラしている。
彼らが手を出したのはそう、不倫サイト。
デビーにはたくさんのメールが届くけど、
フレッドにはたった一通のみ。しかもお金目当て。
こっそり密会を楽しむデビーの事も知らず、
相手がいなくてモヤモヤ最高潮のフレッドが手を出したのは何と…
デビーの親友。
こいつ、救いようがないな。
女は相手と心を通わせたい。
男は体で愛を感じたい。
噛み合わないふたり。でも愛してるんだって。
何かね、文部科学省あたりが作った教育ビデオみたい。
今、こんな感じでこうこうこうするとこうなるから大変だよ、
って注意喚起してるみたい。
最後もフレッド撃沈だしね。
自業自得。
「恐怖と欲望」('53・アメリカ)
この作品は”幻”と言われていたスタンリー・キューブリック監督の
劇場映画デビュー作とのこと。
あまりにも出来が悪いと思った監督が自ら封印してたらしい。
それが最近になってようやく日の目を見たんだって。
物語の舞台はどこかはイマイチわからないけど、多分ドイツ?
戦争中なのは確かね。
アメリカ兵が乗っていた飛行機が墜落。
しかしそこは敵地のど真ん中。
筏を作って逃げる?
と考えていた4名の生存者。
そんな時彼らが見つけたのは敵軍の将軍。
しかも近くには飛行機が。
どうする?将軍たち殺して飛行機奪って逃げる…?
4人の兵士たちの恐怖と欲望。
やらなければやられる。
生きて帰るためにどうするべきか。
私には監督が言いたかった事が少しだけわかったような気がする。
ってそんな単純じゃないか!

「エロス+虐殺」('70・日本)
久々の日本映画。
実話を元にしているらしいです。
3時間半超え。
松竹ヌーヴェルヴァーグ出身の監督と言うことで、
アート的な感じが雰囲気が漂います。
こういう映画は大好物ですが、相変わらず混乱させられます。
ストーリーはぶつ切りだし、何度も置いてかれちゃう。
伝えようとしていること(ってか伝えようとしてるのか?)を
必死で理解しようとするけど、無駄な努力に終わることも多い。
私の知らなかった歴史のひとつ。
大正時代に実在したアナーキスト、大杉栄。
フリーセックス主義者でもあったらしい彼はその奔放ぶりが祟ってか、
「日影茶屋事件」という事件に巻き込まれます。
映画の中でのあの最後のシーンはこの事件の事かな。
実際には重症で命はとりとめ、その後の「甘粕事件」で殺害されたそう。
ちなみに娘の名前が”魔子”。
よく役所がOK出したな。
そんな彼の生きた大正と現代(ここでの現代は昭和40年代)が交錯しながら
進んで行って、何度も脳みそがこねくり回されます。
現代パートに出てた人が原田大二郎に似てるな、と思ってたらご本人でした。
結構裸も出てきます。
今の日本映画ではあんまりないよね、Vシネマでない限り。
感想という感想はうまく言えないけど、
何か面白い世界をまたひとつ発見できたかな、という嬉しさがありました。
フレッドとデビー。夫婦。息子ひとり。
フレッドは仕事を辞め、今は自宅で小説を書いている。
けど、なかなか書き上がらない。
デビーはそんな夫を支えるため、仕事仕事の日々。
そんなふたりはお互い相手にイライラしている。
彼らが手を出したのはそう、不倫サイト。
デビーにはたくさんのメールが届くけど、
フレッドにはたった一通のみ。しかもお金目当て。
こっそり密会を楽しむデビーの事も知らず、
相手がいなくてモヤモヤ最高潮のフレッドが手を出したのは何と…
デビーの親友。
こいつ、救いようがないな。
女は相手と心を通わせたい。
男は体で愛を感じたい。
噛み合わないふたり。でも愛してるんだって。
何かね、文部科学省あたりが作った教育ビデオみたい。
今、こんな感じでこうこうこうするとこうなるから大変だよ、
って注意喚起してるみたい。
最後もフレッド撃沈だしね。
自業自得。
「恐怖と欲望」('53・アメリカ)
この作品は”幻”と言われていたスタンリー・キューブリック監督の
劇場映画デビュー作とのこと。
あまりにも出来が悪いと思った監督が自ら封印してたらしい。
それが最近になってようやく日の目を見たんだって。
物語の舞台はどこかはイマイチわからないけど、多分ドイツ?
戦争中なのは確かね。
アメリカ兵が乗っていた飛行機が墜落。
しかしそこは敵地のど真ん中。
筏を作って逃げる?
と考えていた4名の生存者。
そんな時彼らが見つけたのは敵軍の将軍。
しかも近くには飛行機が。
どうする?将軍たち殺して飛行機奪って逃げる…?
4人の兵士たちの恐怖と欲望。
やらなければやられる。
生きて帰るためにどうするべきか。
私には監督が言いたかった事が少しだけわかったような気がする。
ってそんな単純じゃないか!

「エロス+虐殺」('70・日本)
久々の日本映画。
実話を元にしているらしいです。
3時間半超え。
松竹ヌーヴェルヴァーグ出身の監督と言うことで、
アート的な感じが雰囲気が漂います。
こういう映画は大好物ですが、相変わらず混乱させられます。
ストーリーはぶつ切りだし、何度も置いてかれちゃう。
伝えようとしていること(ってか伝えようとしてるのか?)を
必死で理解しようとするけど、無駄な努力に終わることも多い。
私の知らなかった歴史のひとつ。
大正時代に実在したアナーキスト、大杉栄。
フリーセックス主義者でもあったらしい彼はその奔放ぶりが祟ってか、
「日影茶屋事件」という事件に巻き込まれます。
映画の中でのあの最後のシーンはこの事件の事かな。
実際には重症で命はとりとめ、その後の「甘粕事件」で殺害されたそう。
ちなみに娘の名前が”魔子”。
よく役所がOK出したな。
そんな彼の生きた大正と現代(ここでの現代は昭和40年代)が交錯しながら
進んで行って、何度も脳みそがこねくり回されます。
現代パートに出てた人が原田大二郎に似てるな、と思ってたらご本人でした。
結構裸も出てきます。
今の日本映画ではあんまりないよね、Vシネマでない限り。
感想という感想はうまく言えないけど、
何か面白い世界をまたひとつ発見できたかな、という嬉しさがありました。