FC2ブログ

本日の映画:エルELLE/Go fish/オリーブの林をぬけて

「エルELLE」('16・フランス)

イザベルさん、やりましたね。
何度か書いてると思いますが(確か)、
好きな女優さんのひとりです。
この作品はアカデミー賞の
主演女優賞にノミネートされていましたね。
いろんな役をやってきたイザベルさん。
今回も、なんじゃこりゃーな役どころ。
そんな感じに見えないけど、
ゲーム会社の社長で、若い子たちと一緒に働いてる。
夫には若く美しい恋人がいて、
息子は妊娠中のダメ女と付き合ってて、
母は若い恋人とイチャイチャしている。
大きな家にひとり暮らし。
息子がもうすぐ来る、
というところで事件発生。
でも、何もなかったように洋服の乱れを直し、
息子を迎える準備をする。
な、な、な、なにごと?
警察に通報する気配もなし。
動揺してる?いや、あんまりしてない?
あとで友だちに「レイプされた」と、
これまた冷静に伝えたり。
警察は信じないタイプらしく、
これはのちのち理由が明らかになるのだけど、
自分で犯人探すー!って、
見つかったのはいいけど、そう来るかいっ!
と、いろいろ叫びながら鑑賞。
「闘う強い女」の話だと思ってみたら、
ぽかーん、となりますよ。
レイプ犯と同じように。




「Go fish」('94・アメリカ)

映画一本撮るのって本当に大変なんですね。
エンドロール見てもわかるけど、
ものすごい数の人たちがかかわっています。
そしてお金もかかります。
この作品みたいに、インディーズ系だと、
友だち使ったりとか手持ちカメラで撮ったりとか、
どこにお金がかかるんだろー、
なんて言ってる素人でごめんなさい。
でも彼女たちのインタビューをみて、
だよねー、大変だよねー、
やっぱり人件費?ご飯代もあるしねー。
お金盗まれたり、
高い機材借りたのにスタッフ来なかったり、
とか色々苦労あって完成した作品。
レズビアンのお話です。
「Lの世界」の前に作られた作品。
ドラマと同じく彼女たちの一番の悩みは恋のこと。
あの子とこの子くっつけちゃえ!
とみんながあの手この手で奮闘。
笑うのは、付き合っていた監督と主演の子が、
撮影中に別れちゃったってとこ。
相当気まずかったらしい。
しかも、その主演の子、
「Lの世界」のギャビーだった!
きゃーあの○○チよ!




「オリーブの林をぬけて」('94・イラン)

アッバス・キアロスタミ監督の
「ジグザグ三部作」最終章です。
前回の「そして人生はつづく」に
ちらっと出てきたカップルの話。
地震の翌日に結婚した、というふたり。
ひとつのシーンを撮るのに、
しつこい靴下のくだり。
「さん」つけてよー、
と何度言われてもつけないの。
わざとかってくらい。
これは監督の指示なのか?
でもあのしつこさ、クセになる。
そして何とこのカップル、
実際、男の子が女の子にプロポーズして、
女の子、断っちゃったという関係。
それを知りながらみていると、
なんだか深みの増すシーンだ。
そして今回も出てくる味のある人々。
「住所は?」
「住所はないよ」
「でも連絡とりたい時は?」
「そこの木のとこに住んでるから」
ここ、好きなシーンです。
前回の監督役の人が別の役で出てたり、
なんかほんとに「ジグザグ」な感じ。
最後に彼が彼女を追っかけるけど、
なかなか振り向いてもらえない。
一回ちらっと話みたいだけど、
どうしても振り向いてもらえない。
妙な笑いがこみ上げてくる。

本日の映画:パトリス・ルコントのドゴラ/ハロルドが笑う その日まで/マダム・クロード

「パトリス・ルコントのドゴラ」('04・フランス)

こういう映画を撮りたかった、そうです。
起承転結のある物語ではなく、
視覚と聴覚に訴えかける物語、というか何というか。
「ドゴラ」という曲にのせて、
監督がみせてくれるのは「カンボジア」。
活気が感じられる街。
みんな一生懸命働いて、稼ぎ、暮らしている。
スクーターや自転車にたくさんの人が乗ってる。
くっついて、重なって。
お金はそんなにないけど、笑顔はある。
でもだんだん、厳しい現実が見えてくる。
ゴミ山でゴミを拾う日々。
汚れた服、学校に行けず働く子どもたち。
カメラを凝視する強い瞳。
ルコント監督はこの場所に何を見たのでしょうか。




「ハロルドが笑う その日まで」('14・ノルウェー)

実在する「IKEA」とその創始者。
(あ、でも2018年に亡くなったそう)
この誘拐して云々の物語は実話ではないようで。
こんなことも許しちゃうなんて、
スウェーデン人は寛大ですね。
さて、日本でも安い家具、安い服、安い物など、
そんな安い〜が巷に溢れています。
何でも100均で揃っちゃうしね。
でも安い!と思って服買っても飽きちゃうし、
安いマグカップは取っ手がすぐ取れたり、
靴下は一回履いただけでヨレヨレになったり。
我が家にもありますよ、そういうもの。
でも、高級なソファの座り心地の良さは知っているけど、
お値段的に買えない、という現実もあり。
どこにお金をかけるか、が重要ですね。
そんな「安い戦争」に負けたひとりの男。
それをIKEAのせいにして、
創業者に復讐しようと決意します。
でもそんな簡単に復讐できません。
と思ってたら、偶然目の前に現れる。
これが映画的な展開というものです。
ところがその復讐劇、
ちょっと違った方向に向かって行きます。
根はいい人、なので、復讐もどこか緩い。
孤独な少女も加わって、
思いっきり蹴り入れられたりしてね(笑)




「マダム・クロード」('76・フランス)

「楽しんではダメ、役になりきれ」
とのことです。
タイトルにもなっているマダム・クロードは、
VIP専門の高級娼婦斡旋組織のボスマダム。
彼女に怖いものはありません。
だって、お客は超VIPのみなさん。
弱みは握ってありますから。
でも、脅して金とる、とかしません。
ビジネスはビジネス。
お客さまに楽しんでもらうために、
しっかり娼婦たちの教育もしています。
彼らを満足させるのが彼女の仕事。
でもそんな完璧な仕事を脅かす男がいるのです。
娼婦のひとりと付き合っている男が、
写真を撮りやがるのです。こっそり。
それが日本でも大事件になっていた、
ロッキード事件と絡み始めて、
CIAやら絡んできて、
あれ?これは、どういう事だ?
なんと、マダム、
国際的事件に巻き込まれてしまうのです。
逃げ、叫び、血が…
って、え?こういうジャンルの映画だったの?
ちょっと緩めのサスペンスに、苦笑。

マダムクロード

本日の映画:ブルーム・オブ・イエスタディ/スワンの恋/ラルジャン

「ブルーム・オブ・イエスタディ」('16・ドイツ=オーストリア)

祖父がナチスの親衛隊だったという彼。
その罪と向き合い償うために、
ホロコースト研究所で働いている、とのこと。
だから、という訳ではないけど、
ちょっと不安定な彼。
今は長い時間をかけて準備してきた、
「アウシュヴィッツ会議」に向けて全力投球中…
と思ったら、突然メンバーから外されちゃう。
ますます不安定。
フランス人の彼女は、
ホロコーストで祖母を亡くしている。
そして研究所でインターンとして働くことに。
結構はっきり物申すタイプ。
周りにはきっと”不思議ちゃん”と呼ばれてると思う。
ペンキ突然かぶったりするしね。
自殺未遂癖もあるし。
そんな正反対の事情を抱えているふたり。
事情は事情だけど、恋愛には関係なし。
アウシュヴィッツ会議に向けて〜がメインかな、
と途中まで思っていたけど、
いや?これはラブストーリーなのか?
でも困ったことに、お互いに相手がいたりします。
そこには色々複雑な事情もあるのだけど、
惹かれていくふたりなのです。
うん。これはラブストーリーだね。




「スワンの恋」('83・フランス=西ドイツ)

あーあー。
吹替でした。
たまにあるんですよ、吹替。
全く知らない人だったらまだいいんだけど、
ジェレミー・アイアンズ知ってるからか、
フランス語でしかも吹替がものすごく不自然…
それだけで、私と物語の間に薄いベールがおります。
19世紀のパリ。
ブルジョワジーの彼は、容姿端麗、知的でお金持ち。
女性にももちろん、モテる。
そんな彼が激しく恋に落ちた相手は高級娼婦。
今までの生活は一変。
彼女を追いかける日々が始まります。
そんなに話もしなくて、一目惚れってやつ?
そこまで好きになるもんかいなー。
と思っちゃう私は、ロマンチック度が足りないのかしら。
優雅に振る舞ってるけど、
「あー、近寄ってニオイだけでもかぎたい!」
と(多分)思ってる彼がかわいく見える。
みんなにやめとけ、って言われても聞く耳もたず。
彼女がいる、と聞けば、
招待されてないパーティーにも行く。
オペラの劇場の外で出待ちする。
偶然を装う。
恋に溺れる、とはこういうことですね。
アラン・ドロンがゲイの役で出てますが、
あんまり必要ない?と思っちゃってごめんなさい。
きっと小説では必要だったのでしょう。




「ラルジャン」('83・フランス=スイス)

ラルジャン、とはフランス語でお金の意味とのこと。
なのでそのままお金の話です。
人生を狂わすほどの。
保身のためや、軽い気持ちでやったことが、
誰かの人生を壊してしまうことがあるかもしれない。
子どもが偽札を作る、ってのがすごい時代だけど、
そんなに昔は簡単に作れたのかな。
使えるかやってみよう!と軽い気持ちでやって成功。
店はあとになって気づいたけど、
銀行に持っていったらバレるから、
支払いに使っちゃおう!と軽い気持ちでやって成功。
ちゃらっと成功したけど、
ここからがみんなの人生を狂わす、負の連鎖のはじまり。
一番の被害者は、偽札をつかまされた男。
真面目に暮らしていたのに、
一直線に負の連鎖の先頭に。
最後の数分は言葉を失うほどの惨事。
はじめのあの若者たちの軽率な行動を恨みます。
彼を犯人と決めつけた警察も最悪ね。
今ならもっと調べるんだろうけど。
善良な人間でも壊れるとこうなる。
こうならないためには注意が必要だけど、
そんなこと考えてばっかりいたら、
何も言えないし何もできなくなるなー。
なんて考えながら、それでも善良に生きたいな、
と思う。

本日の映画:ボーダーライン/トト・ザ・ヒーロー/ピナ・バウシュ 夢の教室

「ボーダーライン」('15・アメリカ)

ゲームの世界みたいだ。
映画なんだけど、現実もこんな感じなの?
警察が機能してないよね?
見せしめのために思いっきり目立つところに
吊るしてある死体の数。
確かにビビるよ、でも「怖いね」でいいの?
やり手のFBI捜査官の女。
その腕を買われ、特別に任務につきます。
麻薬カルテルの幹部の男を拘束する、という任務は、
プロの彼女でさえ動揺する最悪のものになりました。
まずメキシコに入るだけで危険。
死体があっても見るだけ。何もできない。
ローもオーダーもなし。
正義の味方も逃げたくなるような戦い。
しかも、仲間も怪しいのばかりで、
いくらできる捜査官でも、
誰を何を信じていいのかワケワカメ状態。
「私、このままじゃ死ぬな」
と思ったでしょう。私は思った。
もう一度問いますが、現実でもこうなの?
捜査官役のエミリー・ブラントが主役、
と思ってたら、あれ?ベニチオ・デル・トロ?
な展開。
と思ったら、何と続編があるらしい、彼が主演で。
でも監督も違うし、どうなんだろ。
機会があれば観てみるかな。どうかな。




「トト・ザ・ヒーロー」('91・ベルギー=フランス=ドイツ)

想像力は絵本で養われるそうです。
確かに、現実ではあり得ないような話があって、
これってどういうことかなー。
こんなんかなーあんなんかなー、と考える。
こうだったら面白いし、そうだったら悲しいな。とか。
善悪も常識も本が教えてくれる、と聞きました。
主人公トトも絵本たくさん読んだのかなー。
想像力が抜群です。
同じ日に生まれた近所の同級生。
自分とは違ってお金持ち。
ダウン症の弟の事でいじめられないし。
自分にはない事を羨ましがる。
隣の芝生は青く見えるのです。
”名探偵”トトは考える。
実は自分は病院が火事になった時に、
となりの同級生と取り違われたに違いない。と。
ふふふ。
でも、トトは幸せでした。
パパとママは優しいし、
なんてったって姉は”初恋の人”。
でもある日、
最悪な事態が最最悪の事態を招いてしまうのです。
そんなあれこれを、
じーちゃんになったトトが思い出す。
という、ノスタルジーな物語。
でも後半はサスペンスに方向転換。
”復讐”は麻薬のようなもの。
溺れてしまうと自分を見失う。
真実は自分の中だけにあって、
”本当の”真実を見ようとしない。
気づいたときは、銃弾に倒れるしかない。




「ピナ・バウシュ 夢の教室」('10・ドイツ)

「踊り続けるいのち」を観たのは調べると、
2013年、もう6年前かー。
そしてその時私が知っていたかどうかは謎だけど、
2009年に亡くなっていたのよ、ピナ。
だから彼らはとってもラッキーなの。
ダンス未経験の少年少女たちを集め、
代表作「コンタクトホーフ」の公演を目指す!
という、内容。
練習期間は10ヶ月だけど、
週一回の練習でどこまでやれるか。
途中で彼らのプライベートな話も出てきて、
それも含めてこの”踊り”に影響してくるんだな。
でもこれはこれ、それはそれ。
彼らに与えられた役をこなさなければならないのです。
滑稽な感じがいいんだよね、
このコンテンポラリーダンスっていうのは。
滑稽、というのは語弊があるかもしれないけど、
なんか観ていて笑顔になる、クスッとなる。
簡単そうに見える動きも、
実は指先ひとつの動きや向きで印象が変わる。
照れてはいけない。
やってみたいなー、なんて妄想したりするけど…
「65歳以上の男女による」っていうのも
やったみたいだから、やれるかも?

本日の映画:セブン・シスターズ/スリ/そして人生はつづく

「セブン・シスターズ」('16・イギリス=アメリカ=フランス=ベルギー)

何かぼーっとしたいときにちょうど観て、
んで、ぼーっとしすぎて半分で眠くなって、
だけど、最後が気になるからやっぱりみてみました。
ノオミ・ラパス。
「ドラゴン・タトゥーの女」で有名になったけど、
ハリウッドに来た?
あんまりみないよね。
それにしてもこんなにごっつい人だった?
髪型のせい?
そんなインパクトのある容姿の彼女が何と、
7人出てきます。
それぞれ個性はあって、性格も違う。
でもひとりの人間、
カレン・セットマンとして生きているのです。
なぜそんなことしなくてはいけないのか、
は冒頭であれこれ教えてくれました。
人口増える→食べ物足りなくなる
→遺伝子操作した作物食べる
→そしたら双子三つ子いやいや七つ子ま生まれる事態に
→ますます食べ物足りなくなる
→政府”一人っ子政策”発令
→ふたり目は冷凍保存される…
と言った感じ。
で、生まれちゃったの、七つ子が。
曜日で名前をつけられた七つ子ちゃん。
マンデーは月曜に、チューズデーは火曜に、
それぞれ”カレン”として外の世界へ。
うまーくやってたんだけど、
とうとうバレちゃう日が。
ひとり消え、またひとり…
最後の展開は途中でよめたけど、
ぼーっとしながらなんて言ってて、
なかなかハラハラさせられました。




「スリ」('60・フランス)

スリって「掏摸」って書くんですね。
ただ「掏摸」ってみせられても読めなかった。
内容はそのまま、スリの話です。
始まってすぐ、
「これは犯罪映画ではありません」
と説明が。
お金ない男がその器用な手先でスリを働く、
そしてうまくいっちゃったもんだから、
練習に練習を重ね、
それはもう一生懸命に特訓して、
仲間も作って稼ぎまくる、という感じ。
もともと素質があったんだね。
バッグから抜き取る、のもすご技だけど、
着ているジャケットの内ポケットも芸術的。
そして見事なのが、腕時計ね。
この人、ブラ外すのもお手の物でしょうね。
チーム組んだら、ますます難しいスリもできる。
お金、というよりはそのスリルを楽しみだした男。
だからかな、戦利品置いてある部屋の、
鍵がかなり簡易的で苦笑い。
美少女も出てくるんだけど、
なんだか最後の方で話が急展開。
あれやこれやで月日は流れて、
鉄格子越しに愛を確かめ合うふたり。
速すぎて感動する暇なかった(笑)




「そして人生はつづく」('92・イラン)

2016年に亡くなったアッバス・キアロスタミ監督。
これまた覚えるのに苦労する系の名前です。
「友だちのうちはどこ?」を観たのは何年前でしょうか。
相当前だけど、何となく覚えています。
イラン映画と言えば「友だちのうちはどこ?」でしたね。
今回のこの作品はその「友だち〜」のから続き、
次の「オリーブの林をぬけて」までの3作で、
「ジグザグ三部作」と呼ばれているそうです。
ドキュメンタリーのようでそうでない物語。
1990年にイランを襲った大地震。
「友だち〜」の主演の男の子の安否がわからず、
監督(俳優さんが演じてる)が息子を連れて車の旅。
テヘランを出発し、
撮影地だった場所まではほんと”何もない”田舎道を通る。
道中色んな人々と出会い、地震の爪痕を見る監督。
ちらっと出たキャストには会えたけど、
なかなかみつからない主演の子。
それでも車は走り続けます。
信じられないほど長い坂道、
登れるかー登れないかーのシーンは、
私も一緒に踏ん張りました。
最後歩いてた二人組は、あの子?
地震で傷ついた人々を見せながら、
ちょっとクスッとしてしまうシーンをうまく絡ませて。

4562474199308_1L.jpg
プロフィール

えみめも

Author:えみめも
映画や海外ドラマを見ることは私の癒やし。

映画以外の記事はinstagramにて↓
えみめも@emiemimemomemo

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2019/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新コメント
ようこそ。
検索フォーム